2月1日東京 危険地報道報告会 ≪安田純平さんと語る「ジャーナリストはなぜ危険地を取材するのか」≫

2019/01/17

安田純平さん(写真提供:月刊「創」)

シリアで拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが解放されて、まもなく3カ月になります。安田さんが拘束されている3年4カ月の間、「危険地報道を考えるジャーナリストの会(略称:危険地報道の会)」では、彼の拘束経緯や解放アピールなどを公表してきました。この報告会では、安田純平さん拘束事件を受けて紛争・戦争などの危険地取材の意義について、あらためて問い返したいと思います。フランスと日本でのジャーナリストの拘束事件への対応や両国市民の認識の違い、安田純平さんご自身が語る危険地の取材方法論や教訓、そしてジャーナリストたちが取材現場から何をどう伝えていくのかを話します。開催日の2月1日は、シリアで拘束されたジャーナリスト後藤健二さんの「殺害映像」が公開された日から、ちょうど4年の日にもあたります。皆様のご来場をお待ちしています。

≪日時≫2019年2月1日(金)午後5時50分開場予定、6時10分開始、9時ごろ終了
≪会場≫文京区民センター・3A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)
≪内容≫
基調発言(1) フィリップ・メスメール氏(「ル・モンド」東京特派員)
『フランス人記者が見た安田純平さん拘束事件』

基調発言(2) 安田純平氏(ジャーナリスト)
『私は危険地をどのような方法で取材してきたか』

ディスカッション&質疑応答『私たちは危険地から何をどう伝えるのか』
発言者:安田純平氏、鈴木美優氏(ジャーナリスト/1990年生まれ。安田純平さんが拘束されていたシリア・イドリブ地域でヌスラ戦線の取材経験)、土井敏邦(ジャーナリスト)、川上泰徳(中東ジャーナリスト)、綿井健陽(ジャーナリスト・映画監督)司会:石丸次郎(アジアプレス大阪事務所)
※内容や発言者は事情により変更の可能性がございます。

≪入場料≫一般:1000円(学生割引:500円/当日受付にて学生証をご提示ください)
予約不要、当日先着順にて受付(会場定員470人に達した時点で、入場制限を行います。あらかじめご了承ください)

≪主催・問い合わせ≫「危険地報道を考えるジャーナリストの会」事務局
メール:kikenchihoudou@yahoo.co.jp 電話:070-3263-5097
≪共催≫メディアフォーラム
≪会場地図≫文京区民センター・3A会議室(東京・文京区本郷4-15-14)
◎都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分◎東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分◎東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分◎JR水道橋駅東口徒歩15分

【危険地報道を考えるジャーナリストの会】
2015年1月、ジャーナリストの後藤健二さんがシリアで過激派組織「イスラム国」に殺害された事件をきっかけに、ジャーナリスト自身が紛争地や災害・災害現場での事故例を検証し、安全対策や危機管理について情報を交換し蓄積する必要を痛感し、さらに危険を冒してまで紛争地や災害地を取材することの意味を一般市民に訴え、理解と支持を得ていかねばならないと考えました。フリーランス、組織ジャーナリズムの枠を越えた、危険地報道に携わるジャーナリスト有志たちが集い議論を重ねています。その過程で同年12月、共著書『ジャーナリストはなぜ戦場に行くのか―取材現場からの自己検証―』(集英社新書)が生まれ、「危険地報道を考えるジャーナリストの会(略称:危険地報道の会)」を発足させました。年に一度開催している「危険地報道報告会」は2016年1月、2017年4月、2018年5月に続いて、今回が4回目です。
(世話人)土井敏邦/川上泰徳/石丸次郎/綿井健陽/五十嵐浩司/高橋弘司

-お知らせ